JasonReport

JasonReport

top interview JasonReport topics
JasonReport

JasonReport

top interview JasonReport topics
JasonReport

JasonReport

top interview JasonReport topics
トップインタビュー


株主の皆様には、平素から格別のご⽀援を賜り厚くお礼申し上げます。
2026年2⽉期を振り返るとともに、2027年2⽉期に向けた取り組みや今後の成長戦略についてご報告いたします。

株主の皆様には、平素から格別のご⽀援を賜り厚くお礼申し上げます。
2026年2⽉期を振り返るとともに、2027年2⽉期に向けた取り組みや今後の成長戦略についてご報告いたします。





01 2026 年 2 ⽉期を振り返って
サンモール

当期の業績は、売上高28,604百万円(前期比1.1%増)と前年並みを維持したものの、利益面では計画に届かず、大変厳しい結果となりました。

その大きな要因の一つは、想定を上回る物価高の進行です。ロープライスの維持に注力しつつ、商品の仕入れ価格と売価のコントロールに腐心した一年でした。 当社の強みであるJV(ジェーソンバリュー)商品※の仕入れ価格も上昇基調であり、一部商品においては不本意ながら値上げを断行せざるを得なくなったことが実態です。 値上げにより、販売数量が伸び悩み、来店頻度にも影響が及びました。

※当社グループの特別な集荷努力により、お客様と当社グループ双方にとって有利さを実現した商品

このように全体として厳しい環境ではありましたが、「尚仁沢の天然水」などジェーソンオリジナル(PB)商品については、ありがたいことに引き続き販売が好調に推移しました。 価格に対して敏感なお客様のニーズをジェーソンオリジナル(PB)商品が捉えていることを踏まえると、やはり価値と価格のバランスを極めることが、購買意欲を喚起する鍵であると改めて認識しています。 このようなお客様ニーズに応えるべく、JV商品仕入れについては特に注力してまいりました。その結果、JV商品の販売数量は前年を上回る水準に回復しつつあり、お客様1人あたりの購入数も着実に増えてきております。 定番商品の価格高騰は依然として課題ではありますが、低価格帯の同等商品への切り替えを促進するなど、今後もお客様にご納得いただける価格帯の維持に努めてまいる所存です。

一方で、利益面が計画を下回ったもう一つの側面といたしましては、子会社化した株式会社サンモールの収益改善に時間を要している点が挙げられます。 主要拠点である群馬県沼田エリアにおいて競合他社の新規参入が相次ぎ、厳しい競争環境下で集客数が鈍化したことから、当初の収益計画との乖離が生じ、当期に減損損失を計上いたしました。 これは、将来にわたる償却負担を大幅に軽減し、今後の営業活動を身軽にするための経営判断です。膿を出し切り、未来への足かせを外すことで、サンモールの業績回復と収益力強化を加速させてまいります。





02 2027 年 2 ⽉期の今後の取り組みについて
尚仁沢の天然水

2027年2月期の通期業績につきましては、不安定な世界情勢など不透明な要素は多いものの、売上高29,000百万円(前期比1.4%増)、営業利益210百万円(前期比4.5%増)を見込んでおります。 また、当期純利益についても150百万円の黒字化を計画しており、まずは着実に利益を出せる体制を整えてまいります。

前述のJV商品仕入れの強化や、定番商品の見直しなどの一連の施策を着実に進めていくことに加え、サンモールとジェーソンの相互連携によるシナジー創出をより具体化させてまいります。 すでに成果が出始めている商品の相互供給をさらに広げ、グループ一体となった商品力の向上を図ります。 サンモール周辺のスーパーの競争激化という課題はありますが、自社でドライバーと車両を保有している強みを活かした物流の内製化なども通じて、全体的な効率化と収益性の改善を追求してまいります。

さらに、ご好評いただいているジェーソンオリジナル(PB)商品の拡充に向けた新商品の開発や、子会社を含めた各種設備の適宜更新による生産性の向上にもスピード感を持って取り組んでいく方針です。 こうした一つひとつの施策を地道に積み重ねることで、変化の激しい環境下においても今期の目標を確実に達成し、持続的な成長へと繋げていきたいと考えています。





03 さらなる成長戦略について
サンモール

ジェーソンの強みであるローコスト経営をさらに磨き上げることも、持続的な成長を支える筋肉質な経営体質の構築につながると考えております。

店舗運営においては、業務の多くを占める品出しやレジ対応の工数をデータで詳細に可視化し、客観的な分析に基づいた適正な人件費の統制と改善を継続しております。 また、バックオフィスを含めた全業務のログを収集し、自動化や効率化を図ることで、人的リソースの最適な再配置を並行して進めています。

今後はこれらの仕組みをさらに深化させるべく、AIをはじめとするIT活用を経営・現場の両面で加速させてまいります。 マネジメント領域では、現場の稼働状況をリアルタイムで可視化し、出退勤システムと連携させることで、労働条件や評価制度と連動した本質的な生産性向上を図ります。 同時に、現場で多くの時間を要している定型業務をAI等によって大幅に軽減し、より付加価値の高い業務に注力できる環境を整えていくことで、さらなる競争力の強化に努めてまいる所存です。





04 株主還元方針について

株主様への還元につきましては、経営の重点課題の一つとして真摯に捉えております。当期は誠に遺憾ながら上場来初の赤字決算となりましたが、引き続き十分な自己資本を有し財務の健全性を維持しております。 当期の配当金は、安定的な還元を重視し、前期と同額の1株当たり13円とさせていただきました。

あわせて、2024年2月期に新設し、前期に内容の拡充と長期保有優待制度の導入を行った株主優待制度についても、継続してまいります。これらの施策を通じて、特に関東圏を中心に株主様の輪が広がっていることを実感しております。 今後も、株主・投資家の皆様に中長期的な視点で当社株式を保有していただけるよう、魅力ある株主還元と着実な成長に努めてまいります。





05 株主・投資家の皆様へ

当社は、「人々の生活を支えるインフラとなること」を企業理念に掲げ、日常に不可欠な実用品を徹底した低価格で提供する、唯一無二のバラエティストアを目指しております。 この理念を実現するためのビジネスモデルやサプライチェーン、そして人材といった面において、当社には十分な競争優位性があると自負しております。

当社の経営にとって大きな支えとなっているのは、店舗近隣にお住まいのお客様の多くが、株主様として私たちを応援してくださっているという事実です。 また、当社の主力であるJV商品は、お得な価格を実現するだけでなく、フードロスの削減という社会的な意義も担っています。ぜひ店舗に足を運び、宝探しをするような感覚で買い物を楽しんでいただければ幸いです。 まずは業績をしっかりと回復させ、株主の皆様へより良い還元ができるよう、着実に歩みを進めてまいります。

株主、投資家の皆様には、引き続きジェーソングループの成長にご期待いただくとともに、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

決算サマリー

2026年2月期は、ジェーソンオリジナル(PB)商品の好調な販売に加え、子会社サンモールによる売上合算により増収を確保するも、投資費用やサンモールのコスト負担増が響き減益。また、経営基盤の健全化を図るため減損処理を実施し、当期純利益は赤字を計上。
2027年2月期は、JV商品の仕入れ強化、ジェーソンオリジナル(PB)商品の拡大、サンモールの収益改善とシナジー創出を推進し、増収増益基調への回帰を目指す。

決算サマリー
決算サマリー
尚仁沢
尚仁沢


名水百選にも選ばれた尚仁沢の湧水。その源泉に程近い栃木県塩谷町、高原山の中腹に「尚仁沢ビバレッジ 尚仁沢百年湧水ボトリング工場」は位置します。
ジェーソンの主力オリジナル商品である「尚仁沢の天然水」を支えるこの工場は、今、飛躍の時を迎えています。かつての業績不振と供給不安定という課題をいかにして「成長のエンジン」へと変えたのか。 現場を統括する尚仁沢ビバレッジの代表取締役社長兼工場長に、これまでの経緯と今後の展望を聞きました。




インタビュー


01 課題山積みの「ゼロ」からの再出発
Q

当初は、工場の稼働自体が困難な状況だったと伺いました。

工場長

はい。約6年前、この工場を引き継いだ当時は稼働が停止しており、従業員もいない実質廃業の状態でした。残された設備も老朽化が進んでおり、特に中核となる充填機等の機械の不調が目立っていました。
まずは、以前働いていたスタッフに声をかけたり、人を集めるところから始め、その後数億円を投じて基幹設備を刷新しました。 当時はまさに手探りの再建でしたが、まずは良質かつ安全な製品を安定して出荷することに最優先に取り組み、工場内の設備を着実に整えていきました。 そうした試行錯誤の日々がようやく形になり、今では従業員も13名まで増え、経営も黒字化させることができ、組織として安定した収益を生む体制が整ってきていると感じています。

充填機
天然水をペットボトルへ自動で注入する「充填機」
当初の古い充填機では、度重なる不調に日々悩まされることも。
2022年に充填機を刷新し、衛生管理を徹底したうえで、安全性・正確性・スピードが大きく向上しました。
ボトリング工場の製造ライン
ボトリング工場の製造ライン
02 お客様の声と、従業員の愛着が支えに
Q

「尚仁沢の天然水」に対する、お客様からの反響をどのように受け止めていますか。

工場長

以前、品質改良のために一時的に製品を欠品させてしまったことがありましたが、その際、お客様からわざわざ手書きのハガキをいただいたんです。 「この水なら赤ちゃんがミルクを飲んでくれる」「毎晩の晩酌に欠かせない」といった切実な声をいただき、この水の価値を再認識しました。
この商品は安価であることも特徴の一つですが、それ以上に尚仁沢の湧水そのものが持つ「質」が評価されているのだと実感しています。 現在使用しているラベルも、実は社内の従業員たちがデザインを出し合って決めたものです。現場のスタッフ一人ひとりが、商品に対して愛着と責任を持ってラインに立っています。

一つ一つの商品をチェック
一つ一つの商品をチェックし、安心安全な商品をお客様へ
ラベルデザイン
従業員で案を出し合って決めたラベルデザイン
03 地域の文化を尊重し、塩谷町と共に歩む
Q

商品への愛着だけでなく、工場がある塩谷町との絆も大切にされていると伺いました。

工場長

はい。私たちは「地域の文化・習慣を尊重し、地域に根差した企業活動を行う」という企業理念を掲げています。 尚仁沢の恵みをいただいている以上、この場所に根ざし、町の一員として貢献することは当然の務めだと考えています。
例えば、2025年2月に新倉庫が完成した際の式典には塩谷町長をお招きし、共に完成を祝いました。 また、町の様々な記念式典などへ出席させていただいたり、地元のウォーキング大会には「尚仁沢の天然水」を提供して参加者の皆様の水分補給をサポートしたりと、交流を深めています。 こうした活動を通じて、町の方々に「尚仁沢ビバレッジがあって良かった」と思っていただける存在を目指しています。

しおやブランド認定書
工場内の事務所に掲げられた「企業理念」と「しおやブランド認定書」
地域に根差した企業活動を行う、という理念に基づいた日々の積み重ねが、塩谷町のブランド認定という確かな絆を結んでいます。
04 倉庫の拡張と、物流の合理化による効率向上
Q

設備機器の更新により生産が軌道に乗り、供給体制を強化するため具体的にどのような改善を行ってきたのでしょうか。

工場長

生産能力が向上したことで直面したのが、「保管スペースの限界」という新たな課題でした。以前は保管スペースが狭く、トラックが引き取りに来てくれないと製品を作ることすらできず、生産計画が物流に左右されていました。 そのため、夏場の需要期には土日も稼働してピークに合わせる必要があり、現場に大きな負荷がかかっていました。
この課題を解決に導いたのが、約300万本(約1ヶ月分)の在庫を収容できる新倉庫の稼働です。これにより、販売量が少ない時期に作り溜め、需要が上回る時期に備蓄を切り崩す、生産の平準化が可能になりました。 たとえ7~8月の最大ピーク期に工場が一時停止したとしても、在庫だけで運用できる体制が整ったのです。常に一定のペースで作れば良いため、人の配置やコストが最適化され、何より現場が精神的に非常に楽になりました。 リラックスした状態で製造に向き合えることでミスも減り、より良いものづくりができる好循環が生まれています。
さらに、一部の店舗へはパレットのまま工場から直接配送する仕組みも取り入れました。物流センターでの積み替えや店舗での品出しの手間を省くことで、コスト削減と欠品防止の両面で効果が出ています。

一つ一つの商品をチェック
2025年2月より、約300万本(約1ヶ月分)の在庫を収容できる新倉庫が稼働
ラベルデザイン
パレットのままトラックに積まれる商品
05 さらなる安定供給と成長を目指して
Q

供給体制の課題を克服し、いよいよ成長を加速させるフェーズに入ったと感じます。工場としての次なる展望をどう描いていますか。

工場長

課題だらけで、手探りの状態から出発した事業ですが、今では多くのお客様に必要とされる商品に育ち、一メーカーとして新たなステージに立ったと実感しています。 設備投資については、これまでは足りない部分を補うための投資でしたが、これからは、需要を確実に売上・利益に変えていくための「攻め」の投資に変わっていくと考えています。 今後も、安全で美味しい尚仁沢の水をより多くの皆様にお届けし、グループ全体の成長を支えていく存在となれるよう、さらなる体制強化に努めます。

「グループ全体の成長を支える存在に」新たな目標に向け、意気込みを新たにする従業員一同
数字で見る「尚仁沢天然水」

トップインタビュー

株主の皆様には、平素から格別のご⽀援を賜り厚くお礼申し上げます。
2026年2⽉期を振り返るとともに、2027年2⽉期に向けた取り組みや今後の成長戦略についてご報告いたします。


01 2026 年 2 ⽉期を振り返って
サンモール

当期の業績は、売上高28,604百万円(前期比1.1%増)と前年並みを維持したものの、利益面では計画に届かず、大変厳しい結果となりました。

その大きな要因の一つは、想定を上回る物価高の進行です。ロープライスの維持に注力しつつ、商品の仕入れ価格と売価のコントロールに腐心した一年でした。 当社の強みであるJV(ジェーソンバリュー)商品※の仕入れ価格も上昇基調であり、一部商品においては不本意ながら値上げを断行せざるを得なくなったことが実態です。 値上げにより、販売数量が伸び悩み、来店頻度にも影響が及びました。
※当社グループの特別な集荷努力により、お客様と当社グループ双方にとって有利さを実現した商品

このように全体として厳しい環境ではありましたが、「尚仁沢の天然水」などジェーソンオリジナル(PB)商品については、ありがたいことに引き続き販売が好調に推移しました。 価格に対して敏感なお客様のニーズをジェーソンオリジナル(PB)商品が捉えていることを踏まえると、やはり価値と価格のバランスを極めることが、購買意欲を喚起する鍵であると改めて認識しています。 このようなお客様ニーズに応えるべく、JV商品仕入れについては特に注力してまいりました。その結果、JV商品の販売数量は前年を上回る水準に回復しつつあり、お客様1人あたりの購入数も着実に増えてきております。 定番商品の価格高騰は依然として課題ではありますが、低価格帯の同等商品への切り替えを促進するなど、今後もお客様にご納得いただける価格帯の維持に努めてまいる所存です。

一方で、利益面が計画を下回ったもう一つの側面といたしましては、子会社化した株式会社サンモールの収益改善に時間を要している点が挙げられます。 主要拠点である群馬県沼田エリアにおいて競合他社の新規参入が相次ぎ、厳しい競争環境下で集客数が鈍化したことから、当初の収益計画との乖離が生じ、当期に減損損失を計上いたしました。 これは、将来にわたる償却負担を大幅に軽減し、今後の営業活動を身軽にするための経営判断です。膿を出し切り、未来への足かせを外すことで、サンモールの業績回復と収益力強化を加速させてまいります。

02 2027 年 2 ⽉期の今後の取り組みについて
店内

2027年2月期の通期業績につきましては、不安定な世界情勢など不透明な要素は多いものの、売上高29,000百万円(前期比1.4%増)、営業利益210百万円(前期比4.5%増)を見込んでおります。 また、当期純利益についても150百万円の黒字化を計画しており、まずは着実に利益を出せる体制を整えてまいります。

前述のJV商品仕入れの強化や、定番商品の見直しなどの一連の施策を着実に進めていくことに加え、サンモールとジェーソンの相互連携によるシナジー創出をより具体化させてまいります。 すでに成果が出始めている商品の相互供給をさらに広げ、グループ一体となった商品力の向上を図ります。 サンモール周辺のスーパーの競争激化という課題はありますが、自社でドライバーと車両を保有している強みを活かした物流の内製化なども通じて、全体的な効率化と収益性の改善を追求してまいります。

さらに、ご好評いただいているジェーソンオリジナル(PB)商品の拡充に向けた新商品の開発や、子会社を含めた各種設備の適宜更新による生産性の向上にもスピード感を持って取り組んでいく方針です。 こうした一つひとつの施策を地道に積み重ねることで、変化の激しい環境下においても今期の目標を確実に達成し、持続的な成長へと繋げていきたいと考えています。

03 さらなる成長戦略について
店内

ジェーソンの強みであるローコスト経営をさらに磨き上げることも、持続的な成長を支える筋肉質な経営体質の構築につながると考えております。

店舗運営においては、業務の多くを占める品出しやレジ対応の工数をデータで詳細に可視化し、客観的な分析に基づいた適正な人件費の統制と改善を継続しております。 また、バックオフィスを含めた全業務のログを収集し、自動化や効率化を図ることで、人的リソースの最適な再配置を並行して進めています。

今後はこれらの仕組みをさらに深化させるべく、AIをはじめとするIT活用を経営・現場の両面で加速させてまいります。 マネジメント領域では、現場の稼働状況をリアルタイムで可視化し、出退勤システムと連携させることで、労働条件や評価制度と連動した本質的な生産性向上を図ります。 同時に、現場で多くの時間を要している定型業務をAI等によって大幅に軽減し、より付加価値の高い業務に注力できる環境を整えていくことで、さらなる競争力の強化に努めてまいる所存です。

04 株主還元方針について

株主様への還元につきましては、経営の重点課題の一つとして真摯に捉えております。当期は誠に遺憾ながら上場来初の赤字決算となりましたが、引き続き十分な自己資本を有し財務の健全性を維持しております。 当期の配当金は、安定的な還元を重視し、前期と同額の1株当たり13円とさせていただきました。

あわせて、2024年2月期に新設し、前期に内容の拡充と長期保有優待制度の導入を行った株主優待制度についても、継続してまいります。これらの施策を通じて、特に関東圏を中心に株主様の輪が広がっていることを実感しております。 今後も、株主・投資家の皆様に中長期的な視点で当社株式を保有していただけるよう、魅力ある株主還元と着実な成長に努めてまいります。

05 株主・投資家の皆様へ

当社は、「人々の生活を支えるインフラとなること」を企業理念に掲げ、日常に不可欠な実用品を徹底した低価格で提供する、唯一無二のバラエティストアを目指しております。 この理念を実現するためのビジネスモデルやサプライチェーン、そして人材といった面において、当社には十分な競争優位性があると自負しております。

当社の経営にとって大きな支えとなっているのは、店舗近隣にお住まいのお客様の多くが、株主様として私たちを応援してくださっているという事実です。 また、当社の主力であるJV商品は、お得な価格を実現するだけでなく、フードロスの削減という社会的な意義も担っています。ぜひ店舗に足を運び、宝探しをするような感覚で買い物を楽しんでいただければ幸いです。 まずは業績をしっかりと回復させ、株主の皆様へより良い還元ができるよう、着実に歩みを進めてまいります。

株主、投資家の皆様には、引き続きジェーソングループの成長にご期待いただくとともに、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

尚仁沢

尚仁沢


名水百選にも選ばれた尚仁沢の湧水。その源泉に程近い栃木県塩谷町、高原山の中腹に「尚仁沢ビバレッジ 尚仁沢百年湧水ボトリング工場」は位置します。
ジェーソンの主力オリジナル商品である「尚仁沢の天然水」を支えるこの工場は、今、飛躍の時を迎えています。かつての業績不振と供給不安定という課題をいかにして「成長のエンジン」へと変えたのか。 現場を統括する尚仁沢ビバレッジの代表取締役社長兼工場長に、これまでの経緯と今後の展望を聞きました。




インタビュー


01 課題山積みの「ゼロ」からの再出発
Q

当初は、工場の稼働自体が困難な状況だったと伺いました。


工場長

はい。約6年前、この工場を引き継いだ当時は稼働が停止しており、従業員もいない実質廃業の状態でした。残された設備も老朽化が進んでおり、特に中核となる充填機等の機械の不調が目立っていました。
まずは、以前働いていたスタッフに声をかけたり、人を集めるところから始め、その後数億円を投じて基幹設備を刷新しました。 当時はまさに手探りの再建でしたが、まずは良質かつ安全な製品を安定して出荷することに最優先に取り組み、工場内の設備を着実に整えていきました。 そうした試行錯誤の日々がようやく形になり、今では従業員も13名まで増え、経営も黒字化させることができ、組織として安定した収益を生む体制が整ってきていると感じています。


充填機
天然水をペットボトルへ自動で注入する「充填機」
当初の古い充填機では、度重なる不調に日々悩まされることも。 2022年に充填機を刷新し、衛生管理を徹底したうえで、安全性・正確性・スピードが大きく向上しました。

ボトリング工場の製造ライン
ボトリング工場の製造ライン


02 お客様の声と、従業員の愛着が支えに
Q

「尚仁沢の天然水」に対する、お客様からの反響をどのように受け止めていますか。


工場長

以前、品質改良のために一時的に製品を欠品させてしまったことがありましたが、その際、お客様からわざわざ手書きのハガキをいただいたんです。 「この水なら赤ちゃんがミルクを飲んでくれる」「毎晩の晩酌に欠かせない」といった切実な声をいただき、この水の価値を再認識しました。
この商品は安価であることも特徴の一つですが、それ以上に尚仁沢の湧水そのものが持つ「質」が評価されているのだと実感しています。 現在使用しているラベルも、実は社内の従業員たちがデザインを出し合って決めたものです。現場のスタッフ一人ひとりが、商品に対して愛着と責任を持ってラインに立っています。


一つ一つの商品をチェック
一つ一つの商品をチェックし、安心安全な商品をお客様へ

ラベルデザイン
従業員で案を出し合って決めたラベルデザイン


03 地域の文化を尊重し、塩谷町と共に歩む
Q

商品への愛着だけでなく、工場がある塩谷町との絆も大切にされていると伺いました。


工場長

はい。私たちは「地域の文化・習慣を尊重し、地域に根差した企業活動を行う」という企業理念を掲げています。 尚仁沢の恵みをいただいている以上、この場所に根ざし、町の一員として貢献することは当然の務めだと考えています。
例えば、2025年2月に新倉庫が完成した際の式典には塩谷町長をお招きし、共に完成を祝いました。 また、町の様々な記念式典などへ出席させていただいたり、地元のウォーキング大会には「尚仁沢の天然水」を提供して参加者の皆様の水分補給をサポートしたりと、交流を深めています。 こうした活動を通じて、町の方々に「尚仁沢ビバレッジがあって良かった」と思っていただける存在を目指しています。


しおやブランド認定書
工場内の事務所に掲げられた
「企業理念」と「しおやブランド認定書」
地域に根差した企業活動を行う、という理念に基づいた日々の積み重ねが、塩谷町のブランド認定という確かな絆を結んでいます。


04 倉庫の拡張と、物流の合理化による効率向上
Q

設備機器の更新により生産が軌道に乗り、供給体制を強化するため具体的にどのような改善を行ってきたのでしょうか。


工場長

生産能力が向上したことで直面したのが、「保管スペースの限界」という新たな課題でした。以前は保管スペースが狭く、トラックが引き取りに来てくれないと製品を作ることすらできず、生産計画が物流に左右されていました。 そのため、夏場の需要期には土日も稼働してピークに合わせる必要があり、現場に大きな負荷がかかっていました。
この課題を解決に導いたのが、約300万本(約1ヶ月分)の在庫を収容できる新倉庫の稼働です。これにより、販売量が少ない時期に作り溜め、需要が上回る時期に備蓄を切り崩す、生産の平準化が可能になりました。 たとえ7~8月の最大ピーク期に工場が一時停止したとしても、在庫だけで運用できる体制が整ったのです。常に一定のペースで作れば良いため、人の配置やコストが最適化され、何より現場が精神的に非常に楽になりました。 リラックスした状態で製造に向き合えることでミスも減り、より良いものづくりができる好循環が生まれています。
さらに、一部の店舗へはパレットのまま工場から直接配送する仕組みも取り入れました。物流センターでの積み替えや店舗での品出しの手間を省くことで、コスト削減と欠品防止の両面で効果が出ています。


一つ一つの商品をチェック
2025年2月より、約300万本(約1ヶ月分)の在庫を収容できる新倉庫が稼働

ラベルデザイン
パレットのままトラックに積まれる商品


05 さらなる安定供給と成長を目指して
Q

供給体制の課題を克服し、いよいよ成長を加速させるフェーズに入ったと感じます。工場としての次なる展望をどう描いていますか。


工場長

課題だらけで、手探りの状態から出発した事業ですが、今では多くのお客様に必要とされる商品に育ち、一メーカーとして新たなステージに立ったと実感しています。 設備投資については、これまでは足りない部分を補うための投資でしたが、これからは、需要を確実に売上・利益に変えていくための「攻め」の投資に変わっていくと考えています。 今後も、安全で美味しい尚仁沢の水をより多くの皆様にお届けし、グループ全体の成長を支えていく存在となれるよう、さらなる体制強化に努めます。


従業員一同
「グループ全体の成長を支える存在に」
新たな目標に向け、意気込みを新たにする従業員一同
数字で見る「尚仁沢天然水」

TOP